テレビ 逆転人生 借金地獄サバイバー 感想

融資は経営者としては無視できない問題。
融資資金を投資し売上増加、事業の拡大が本来のあり方ではあるが現実は、
伸びない売上、育たない人材、劣化する設備、低下する体力を補うための運転資金でしかないのが悩ましいところである。

番組では、金利により膨れ上がる借金→不安から返済のことばかり考えてしまう→経営がおろそかになり売上低迷→多重債務で借金地獄という流れが説明されていた。
つまり借金地獄に陥るのは心理的な要因も大きいということだ。

借金地獄から復活した吉川さんは中小企業コンサルタントととして、経営者の心に寄り添うことを重要視している。
具体的には一緒に食事をしたり、会計書類の整理を手伝ったり、時には依頼もとの会社の社員になって働くこともあるというのは驚きだ。中に現場を体験しなければその会社の強みや弱みは分からないという。本当に親身になって会社を立て直そうとしていることが伺える。

私自身はクライアントに対して親身になれているだろうか？当然、人それぞれの距離感があり近すぎる関係を敬遠する人もいる。私もそうだ。外で知り合いに合ってもあまり会話をしたくない人間だ。しかし、だからこそ人との距離感には敏感なのではないか？適切な行動をすれば良い関係を築ける力があるのではないかと自省する。